長女が結婚しました.
私よりも賢く,私よりも優しい長女は,とてもステキな25才の女性になり,人生のパートナーにする & なると決めた相手と一緒に人生ゲームすごろくのコマを一つ進めました.
すばらしい☆
私はたいへん喜んでおります.愛しているぜ☆
長女の結婚相手は大学 & 大学院の同期で,同じ年の同じ月生まれです.
2013年4月9日,大学の入学式がおこなわれた日本武道館のどこかにいたはずだけど,こういう未来が待っているとは思わなかったよ.
未来を予測するのは簡単ではない.
二人が仲良くなったのは大学院に進学してからだったみたいで,長女はすでに大学近くで一人暮らしをしていて,それが二人暮らしになっちゃったみたいで,そのことを長女から聞いた私は,
「何だと! おまえらの二人暮らしのために俺様は毎月毎月部屋代を払っているっていうわけか!」
なんていうことは言わず,
「素敵じゃないか・愛こそはすべて」
っていう感じに返事した記憶があります.
長女が彼をうちに連れて来たこともあって,あるときは庭のユズの収穫作業をやってくれて,またあるときはBBQの火起こしをやってくれて,他にも何かあったかもしれないけど,いちばん最近だと8月中旬に
「結婚のお許しを得るためにご挨拶に」
っていうのがありました.
私は長女の決めたことに反対したことはないし,この結婚にも大賛成だし,わざわざ挨拶に来てくれなくてもOK結婚もOKなんでもOKって考えていたのですが,長女が言うには
「彼はそういうのをきっちりしたいんだよ」
っていうことで,このときは2時間くらい未来について想像を膨らませながらおもしろおかしく過ごしました.未来を予測するのは簡単じゃないけど,想像するのは楽しいよ.そしてその想像以上に未来はステキなものになるんだ & するんだ!
おみやげにいただいたチョコレートおいしかったです.ありがとう.
その次の週には先方のご両親との食事会があって,これもまたとても楽しい時間を過ごしました.
先方のご両親も私の長女のことをたいへん気に入って下さっていて,それでまた私も一緒に幸福になるのです.
新宿の高層ビルから眺める夜景と花火がステキでした.
最近の長女は新居がどうのこうの結婚指輪がどうのこうの結婚式場がどうのこうのなどと楽しそうにしており,私の手元には
「新婦のお父様へのレンタル衣裳のお知らせ」
みたいなのがあります.
めでたしめでたし.
え?
寂しくないのかって?
寂しくありません.
「やっぱりだめー!」とか「ちょっと待ったーっ!」とか「娘を返せー!」みたいなのはないのかって?
ありません.
「もっと愛せば良かった」とか「もっと可愛がればよかった」とか「ドント・リーブ・ミー・ベイベー涙」とか「長女奪還・武装蜂起・結婚式粉砕!」みたいなのはないのかって?
ぜんぜんありません.
私には未練がないのです.
私はこれまでの人生でじゅうぶんに長女を愛したし,今も愛しているし,また,長女からじゅうぶんに愛されたし,今も愛されているのです.
これまでの人生を通じて私たちが築いてきた関係は,これからも変わらないのです.
長女が結婚しても変わらないし,近い将来に長女が母親になる日が来ても変わらないのです.
そうそう,結婚の挨拶に来たときに撮った長女たち二人の写真を後から見たら,長女がこれまでに見たこともないくらい幸福そうな表情をしていたので,
「え”!? そんな表情 見たことないぞ!」
っていうのがありました.もっともこれは嫉妬とか敗北感とかとはまったく違った種類のもので,私が純粋に驚いたというか,私の知らない長女の一面を見たっていうか,そんなところでした.
長女も大人なのです.私が長女について知っていることなんて,今ではほんのわずかなのです.
このときには私と長女との写真も撮ってもらって,そっちを見たら,私の隣にいる長女はいつものスマイルでした.
そうそう,私が知っているのはこっちのきみだよ.
これまでずーっと見てきたきみだよ.
これまでずーっと愛してきたきみだよ.
これからもずーっときみのことが好きだよ.
この人生できみに会えて良かったよ.
In my life, I'll love you more.
つづき (1ヶ月後)
関連記事
ひとつ前の記事
www.takahikonojima.net