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興味をもってきたものごとアレコレの記録

男の子 女の子

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昨年秋にママになった長女がどんなふうに息子を育てて行くのか,私はとても楽しみにしています.長女は妹と2人姉妹だし,中高で女子校に行ったし,十代の頃の視界に男の子ワールドがほとんど入らない状態で現在に至ります.これからの何年とか十何年とかの時間,長女は息子といっしょにどんな世界を見て行くのでしょうか.

「男の子とか女の子とかそういうのじゃなくて,私は一人の子供としてこの子を育てるよ!」

っていうことを長女が言っていたことがあって,それはそれでとても良い考え方だと私は考えているのですが,その一方で子供は同性の友達を多く作るだろうし,男の子の友達を家に連れてくることだってあるだろうし,長女だって小学生の頃にはクラスの女の子をぞろぞろぞろぞろ家に連れてきてモーニング娘。の集団ダンスとかやっていたわけだし,あれはあれで見ていてとても面白い光景だったし,子供の親どうしのお付き合いなんてことになると主に男の子の親とのお付き合いになるだろうし,もしかしたら男子校に進学なんていうことになるかもしれないし,他にもイロイロなアレコレがあって,長女はこれから男の子ワールドを見て行くことになるのだと思います.

何事にも柔軟に適応し,面白いところを見つけて楽しむ長女のことだから,きっとじぶんの息子と一緒に男の子ワールドを楽しみつつ,しばらくの間の人生を親子で楽しむことでしょう.そういう毎日からパートナーに対する理解も深まって行くことになるだろうし,父親である私に対しても,ほんのちょこっとだけかもしれないけれど,これまでとは違った角度から理解が進むのではないか,なんていうことも期待しています.

孫に会ってから,息子がいたらどんな人生になっていただろうか,なんていうことを考えるようになりました.大学に行って見かける学生の半分は男子学生なんだけど,これくらいの年齢の息子がいる人生になった可能性もあったのだろう,なんて考えてみたり,Facebook開いて息子ががどうのこうのっていう書き込みを見て息子がいる人生ってどんな感じなんだろう,なんて考えてみたり.しかしいくら考えてもまったく本当にぜんぜんこれっぽっちも想像できない世界です息子がいる人生っていうのは.

え? 自分が子供だった頃のことを覚えていないのかって?

よく覚えています.私は父とたいへん仲がよく,父は私のことをたいへんよく理解してくれました.今も子供時代の様々なものごとを鮮明に思い出します.

でも,覚えているのは私から見た父の思い出であって,私のいる世界を父がどんなふうに見ていたのかは私にはわからないし,父がどのようなことを考えてどのようなことを思って私を育ててくれたのかも,部分的には教えてもらったことがあるものの,私にはわからないのです.想像することさえできない!

ここまでわからないものなのだろうか?

私には娘が2人いて,その2人のいる生活に対して最適化をくりかえし,「選択と集中」を娘2人に対して徹底し,労力を娘2人を愛することに極度に傾斜配分しました.それもあって,2021年の現在に至るまで,2人とはたいへん仲良く調子よく過ごすことができています.そういう人生なので,他にあったかもしれない人生については一度も考えることもなく,一度も考えることがなかったので今では想像することもできなくなったのです.想像できないことが存在することもまた,人生における幸福の一つなのだと私は理解しています.

そういうわけで,男の子の孫が長女たちにどんなふうに育てられて行くのか,これから見て行くことがとても楽しみです.長女夫婦にとっても子育ては未知の世界ですが,私にとってもまた,男の子が生まれて育っていく過程を見ることは未知の体験なのです.

(イラストはイラストACより)

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