ララララLife goes on

興味をもってきたものごとアレコレの記録

親になる計画があるみまさまへ

北里大学で働き始めたのが2009年度で,それから現在までに担当してきた科目の履修者とか,担任で受け持った人々とか,懇和会 とか #キャンナビとか #北里つながろう とかで一緒にアレコレ楽しくやった人々とか,その他のみなさまがどんどん結婚して親になったり親になるのカウントダウンだったり親になる計画を立てていたりしています.女性の場合だと出産年齢を考えて仕事と育児の両立ができるようなところに転職したり住む場所を選んだり.

あれ? 少子化してるのはどこの国だっけ?

「野島先生のところのように幸せな親子になるのが目標です!」
とか
「野島先生みたいな親子関係を作るのはホント夢ですね!」
みたいに言ってくれる人々もいて,お世辞なんだろうけど嬉しいからもっと言ってくれていいんだぜもっともっともっと!
次の世代から目標であるとか夢であるとか言われる人生を送っていることを嬉しく思います.

みんなにもできるぜ!

私は長女や次女を大学に連れてきたことがあるので,北里大学の卒業生とか在学生とか教職員とかの中には,私の娘に会ったことのある人々もいます.

長女はもうすぐ高校3年っていう時期におこなわれた「春の大学説明会」 にクラスメート3人くらいを連れてきました.

私はL1号館の化学実習室を見せたり,その日は鍵がかかって照明が消えていたけどドア越しに見える大講義室とかを案内して,高校と大学との違いなんかを説明しました.

この日は #キャンナビ @KitasatoNavi がキャンパスツアーをやっていたので,そっちにも参加してもらって,相模原キャンパスのあっちこっちを見てもらいました.

#キャンナビ のみなさまには,私の長女が友達を連れてくるよーって言ってあったんだけど,
「どんな娘さんなんですか!」
「会えばわかるよ」

十代の頃の長女は実年齢よりも年上に見られることが多く,なんか大人っぽい雰囲気がありました.
「ちょっとちょっとちょっと,のじま先生のお嬢さんが来てたけど,見た!?」
「見たー」
「ちょっとうちらマズくない? 何この圧倒的な女子力の違い! コレでいいわけ?」
「まずいよー.でも,女子校だって言っていたしー」
「うちらだって女子校だったじゃない!」
「あ"」
みたいなことを言っていた○○さんたちも今では結婚していたり親になっていたり.調子よくやってくれ!

この日には,私と長女の2人が並んだ写真を撮ってもらいました.撮ってくれた▽▽さんも今では育児に追われているみたいで,たぶん真面目で誠実な子育てをしていることと思います.お幸せに☆

2012年3月10日,「春の大学説明会」にて長女と.

次女は何年か前の #北里祭 に連れてきたことがあります.中庭のステージを見たり,教室展示を見たり,模擬店でアレコレ買って食べたり飲んだり.
「あ! のじま先生のお嬢さんですか! 似てるんですねー!」
「ホントですか! ありがとうございます! ♡うれし〜♪」
おいおい調子がいいぞ次女フランクフルトをもう1本買うか.

そんな調子なので,
「いったいどうやったら親子でそんなに仲良くやれるんですか」
的な質問を何度も何度も何度も受ける人生を送っているんですが,思い当たるのは,私が親になってから現在まで,常に娘の全てを肯定するっていう方針を続けてきたことです.

肯定っていうのは賛同とか賛成とか共感とか理解とかではなく,きみがそうする・そう思う・そう感じる・そう願うんだったらそれでいいよ,っていう接し方です.

考え方とか感じ方とかの面で,親子はもっとも身近にいる他人です.
恋愛とか友情とかなら互いにうまく行く相手を見つけて愛情なり信頼なりを築いて行けば良いし,ダメだと思ったら続けるのを止めれば良いわけですが,親子はそういうしくみになっていません.最初に相手が固定されていて,ピーピーギャーギャー言ってるだけでどんな人物か全くわからないところから始めて,信頼と愛情を積み重ねながら20年くらい一緒に人生を過ごさなければなりません.

どんな人物なのかまったく分からないところからスタートする以上,考え方も感じ方も何もかも一致していないのが当然で,その状況で親にできるのは,すべてを肯定することだけです.とりあえずぜんぶ肯定するところから始めて,その中から考え方とか感覚とかでステキだなって思えるものごとを拾い集めて増やして行きつつ,自分とは異なる感じ方とか考え方とかを持っている一人の人間に対しての理解を拡げて行くっていう考え方が大切だと私は考えています.

ああしなさいこうしなさい,こうするのが良いああするのが良い,これはダメあれもダメって,そういう調子だと上手く行かないよ.親子だって他人なんだから.自分とは違う人間なんだから.そういうの,愛じゃないよ.

っていうのは,何も親子関係だけに限った話ではなくて,人間関係全般に言えることなんじゃないかな.

そういうわけで,日頃から自分以外の人々の考え方や行動を肯定して尊重する生き方をしているのであれば,親になったときも,じぶんの子供とだってうまくやっていくことができるよ.

みなさまの人生が幸福なものになることをお祈りいたします☆

幼稚園入園の日.わざと反対を向く長女.きみがそうしたいんだったらそれでいいよ.

1つ前の記事

www.takahikonojima.net

娘カテゴリー

www.takahikonojima.net