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興味をもってきたものごとアレコレの記録

ヒガンバナの観察 #higanbana

昨年の秋からヒガンバナに興味をもって観察を続けている.どのようなところに興味があるのかというと,

  1. 日本国内のヒガンバナがすべてクローン
  2. 花と葉は同時に存在しない
  3. 実が付くことは珍しく,その実が芽を出す確率は極めて低い

というようなあたりである.

特に3番目に興味があり,ぜひいちど実を見つけてみたいと思っている.見つけたら回収し,芽を出すかどうかを試してみたいと思っている.残りの人生でヒガンバナの出芽というイベントを体験できるかどうか,非常に楽しみである.

鉢植え

自宅でもヒガンバナを育てようと思い,昨年の10月,ヒガンバナが咲いている近所の植え込みに行き,地面からあふれ出ていた球根を何個か回収してきて鉢植えにした.ヒガンバナの球根は毎年増えて行く.新しい球根が地表にはみ出すこともある.それをちぎってきたわけだ.

しばらくして球根から葉が出てきて,伸びはじめ,冬を乗り越え,初夏になり,枯れた.

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↑ 2010年10月11日

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↑ 2010年11月3日

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↑ 2011年4月2日

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↑ 2011年4月16日

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↑ 2011年5月22日

秋が来て花が咲くのを待ち続けていたが,今年は咲かなかった.しかし再び葉が出てきて伸び始めた.

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↑ 2011年10月1日

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↑ 2011年10月23日

球根が花を咲かせるまでには何年かの時間が必要らしい.これから数年間は,葉しか見ることができないわけだ.季節はずれの初夏に葉が出て来るか,というあたりを観察して行くことにした.

鉢植え追加

今月,すでに花が咲いている別の個体を近所の空き地から回収し,鉢植えにした.

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↑ 2011年10月1日

この花はしばらくして枯れ,根元からは葉が伸びてきた.花が枯れた後,子房が一個ふくらんできた.ここにタネが入っているかどうかは,まだわからない.

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関連リンク

この春に中学校教員を定年退職された兵庫県の楠田純一先生が,10年以上にわたってweb上でヒガンバナ情報を発信されている.

mixiには「日本ヒガンバナ学会」というコミュニティがある.開設されたのは楠田先生である.

全国のヒガンバナ開花情報を集めたマップもある.

Twitterではハッシュタグ #higanbana で開花情報や観察報告が寄せられている.このハッシュタグをフォローしていると,全国で一斉に赤い花が咲き始め,散り,葉が育つ様子,それに伴う季節の変化を感じとることができる.

ヒガンバナの生物学から,ヒガンバナと日本人との関わりの歴史までを解説した代表的な書籍としては,栗田子郎『ヒガンバナの博物誌』研成社,がある.この書籍の追補として著者がサイトを開設している.

ヒガンバナと関連種を美しい写真で紹介しているサイトである.

ヒガンバナの博物誌 (のぎへんのほん)

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ヒガンバナが日本に来た道

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観察記録のFacebookアルバム

2011年11月の観察記録

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