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興味をもってきたものごとアレコレの記録

学研の「新版ふれあい しぜん図鑑 秋」にヒガンバナの写真を提供しました

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9月11日に学研から発売となった「新版ふれあい しぜん図鑑 秋」に,私が育てているヒガンバナの写真が載っています.

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載っているのは12ページの右下で,秋に花を咲かせる植物としてヒガンバナが紹介されており,ヒガンバナの特徴の一つである「花が咲いている時には葉が無い」の説明写真に私の写真が使われています.

経緯

2010年の秋からヒガンバナに興味をもっていて,写真をオンライン公開してきました.

それが今回の図鑑の制作を担当した会社の目にとまり,連絡のメールが来たのが6月中旬でした.

「花が散った後に茎の根元から葉が出てくる様子」の写真を探していたら私の写真がみつかった,とのことでした.

喜んでOKし,さっそくオンライン公開しているものよりも高解像度のデータを提供したのでした.昨年2014年10月1日に撮影したものが最終的に図鑑に掲載されました.

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クレジット

今回の写真提供は無報酬で協力したものです.見本としての現物提供もありませんでした.写真の載っている見開き2ページぶんと表紙+裏表紙のPDFが送られてきただけでした.

図鑑は自分用に1冊購入しました.

秋 (新版・ふれあいしぜん図鑑)

秋 (新版・ふれあいしぜん図鑑)

それでも,生まれて初めて図鑑に写真を提供する機会が与えられたということで十分嬉しいことです.

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巻末の「写真提供」欄には私の名前が載っています.「日本気象協会」とか「NASA」とかと並んでいて大変光栄です.

ソレをやってるのは全国で1人だけだから

オンラインで写真を公開しているヒガンバナ愛好家は私の他に何人もいて,9月の開花シーズンには写真を公開しています

しかし,花も咲かなければ葉も出ていない時期も含めて365日*1の観察記録をオンライン公開し続けているのは全国で私だけです.

その中に,「茎が残っている段階で葉が出始めている場面」の写真記録があり,これが図鑑の目的にピッタリというわけで制作会社の目にとまったわけです.

こういう写真は毎日記録しているからこそ残っているわけです.継続は力なり.

まもなくヒガンバナの全国一斉開花シーズン

日本国内のヒガンバナは全て一個の球根から分かれて全国に散らばって行った株だと考えられています.

全国に散らばって行った球根は9月に入ると数日間のうちに芽を出し,急速に茎を伸ばし,秋分の日(お彼岸)をピークに赤い花を咲かせます.

あなたのまわりで咲いている彼岸花を探してみませんか?

彼岸花観察記録:現在も継続中

takahiko.hatenablog.jp

ヒガンバナ参考書籍

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彼岸花のことを知るために役に立つ本はいろいろあって,私が読んだのは次のようのものです.
植物学的な話から文化的な話まで,彼岸花の世界が見えてきます.

ヒガンバナの履歴書 (愛知大学綜合郷土研究所ブックレット (2))

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ヒガンバナの博物誌 (のぎへんのほん)

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ヒガンバナが日本に来た道

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ヒガンバナのひみつ (かこさとし大自然のふしぎえほん)

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日本のひがんばな―リコリス属の種類と栽培

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*1:たまに記録し忘れるけど.