タイムラインにこの動画が流れてきました.よくある,父親の視点で娘を見たときの映像です.
最初は父親にカメラを向けられることを嫌がっていた娘が,途中からカメラを意識しなくなっているように見えます.
動画後半,父親が故人となっていたことを知ります.
人生には必ず最後の日が訪れます.
その日は半世紀先かもしれないし,明日かもしれません.
今日やりたいことは今日やらないと,一生できないまま終わる可能性があります.
大切な人を愛そう,愛していることを伝えよう.
そのことを思い出させてくれる動画です.
こういう動画が気になるのも,私が娘のいる人生を送っているからでしょう.
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この動画を観た後,別の動画を思い出しました.こちらもタイムラインにときどき流れてくるものです.
前半は父親から見た娘の成長記録,後半は「あなたが私を見ていたとき,私には同じ世界がこのように見えていた」になっています.それから,娘しか知らなかった場面も.父親にもらった手袋を捨てる場面とか.
人生の一時期,時間も生活空間も共有していたように思えても,視点が変わると別のストーリーが流れています.
そして,この世界にいる70億人の人々にはそれぞれの人生があり,この世界には70億話のストーリーが現在も進行中です.
70億話のストーリーの中に同じものは1つも無く,その1つを,私たちは自分の人生として今も続けています.
そしてその人生は,いつまで続くのかわからない仕組みになっています.
今日を大切に生きることの意義を,2本の動画は教えてくれています.
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2本目の動画で,子供を連れて帰ってきた娘を父親が迎えるシーンでも,後部座席に娘と娘の子供(つまり孫)を乗せているときに急ブレーキを踏んで後ろを振り返るシーンでも,父親が見ているのは彼の孫ではなく,娘です.
この父娘がこれから先も良好な人間関係を続けていくことを予想させてくれます.
私もそうありたい.
そういうことを考えるのも,私が娘のいる人生を送っているからでしょう.