今年1月にフランス・ギャルのリマスターCD 5点が発売されたので まとめて買いました.
#フランスギャル の1960年代アルバムがリマスターされて限定発売されたので買った.追悼版になってしまった.この時期の作品はAppleMusicにもAmazonMusicにも収められていないもがのが多く,CDで買うことになる. #francegall pic.twitter.com/bUCDTCAony
— 野島 高彦【化学】 (@TakahikoNojima) 2018年2月9日
買ってから しばらくしてユニバーサルミュージックのサイトを見ていたら,紙ジャケット交換のお知らせが出ていました.
https://www.universal-music.co.jp/p/uicy-78575/
<お詫びとお知らせ>
1月31日発売 フランス・ギャル SHM-CD/紙ジャケット・シリーズ×5タイトル
ジャケット不良についてのお詫びとお知らせ【対象商品】
●初めてのヴァカンス(UICY-78574)
●夢見るシャンソン人形+2(UICY-78575)
●ベイビー・ポップ+2(UICY-78576)
●ギャル+2(UICY-78577)
●1968+10(UICY-78578)平素より弊社商品をご愛顧いただきありがとうございます。
1月31日に発売いたしましたフランス・ギャルのSHM-CD/紙ジャケット・シリーズ×5タイトルにつきまして、
当初よりご案内、及びタスキ上に表記している “フランス初回盤LPをミニチュア再現した紙ジャケット”とは異なる仕様であることが判明いたしました。
誤: E式ジャケット/コーティング無し
正: E式フリップ・バック・ジャケット/コーティング有り
そのため、上記対象商品を回収させていただきますとともに、既にご購入されたお客様には心よりお詫び申し上げます。
弊社カスタマー・サービスセンターにて交換をさせていただきますので、恐れ入りますが、下記までご連絡いただきますようお願いいたします。
っていうわけで,ココに記載されている連絡先に電話をかけて,#電話嫌い な私が電話をかけて,交換してもらうことにしました.
最近は音楽CDの「紙ジャケット」に人気があるみたいなのですが,私はそういうのには全く興味がなく,むしろプラスチックケースのほうが一般的なCDケースに収まるし,汚れたり擦れたりしても交換できて実用的だと考えているのですが,しかし,交換してもらえるものは交換してもらうことにしました.
電話連絡したのが2月中旬で,
「ジャケットだけを着払い宅急便で送ってください・配送は3月下旬頃になります」
っていうことで,口頭で郵便番号とか住所とかを伝えられて,ソレをメモするっていう,もう何十年もやってないような旧式の情報伝達手段を再体験して,CDジャケットを梱包して,宅急便で送りました.
ユニバーサルミュージックは交換要求のあった全員にコレをやっているわけで,往復の配送料金を考えると今回のリマスターCD盤は赤字になっちゃってるんじゃないかっていう気もしてきます.
しかしソレは私が心配する問題ではない.
っていうようなことを忘れてしばらくした3月10日,宅急便でジャケットが届きました.
交換対象はジャケットだけだったのですが,「解説+歌詞+和訳」ブックレットと,「帯」も付いてきました.
「ジャケット『だけ』送ってください」って言われても,他のものも送っちゃう人もいるんでしょうねぇ.そういうのに個別に対応するよりは,全員に同じパッケージを送ったほうが楽なのかもしれません.
↑こんな感じに透明袋の中にジャケット+帯(折れていない状態)+ブックレットが入っていました.
透明袋から新しいジャケットを取り出して,CDを押し込んで再び梱包.「帯」は無いほうが元々のデザインがよく見えるので,ジャケットの中にしまってあります.
裏面はこういうデザインになっています.半世紀前のデザインなので,「古い」を通り越して 一種の新鮮さを(私は)感じます.
ところで
ところで,この5枚のうち4枚にはボーナストラックが付いていて,フランス・ギャルが最初に契約していたフィリップス・レコード時代の音源をすべて聞くことができます(フランス語以外の言語で録音されたものを除く).
特に5枚目の「1968」には10曲のボーナストラックが付いています.
ボーナストラックはすべてシングル・レコードとして発表されたもので,モノラルです.半世紀前はステレオ録音はアルバムのためのものであって,シングルはモノラルが標準だったのです.
ボーナストラックとして収められている「太陽をあげよう(Y'a du soliil vendre)」は,いま聞いても古く感じないサウンドです.
それに続く「アプリコット通り(Rue de l'abricot)」は,フランス・ギャルの隠れた名曲として挙げられることもある1曲で,私も好きです.
それから,2枚目の「夢見るシャンソン人形」には「日本語バージョン」の2曲がボーナストラックとして付いてきます.
フランス・ギャルはイロイロな国の言葉でレコーディングしていて,フランス語の歌詞を日本語に翻訳して歌った曲がこの2曲です.来日コンサートに合わせてレコーディングした模様です.半世紀前,セールスを伸ばしたい国の言語で歌うっていうのがイロイロあった模様です.あのビートルズでさえ,ドイツ語バージョンで2曲を録音しています.
日本語の歌詞が どれくらい元の歌詞を反映しているのかは不明です.歌詞カードに記されたフランス語の歌詞をGoogle翻訳で日本語に機械翻訳してみても,ヘンな日本語になります.
そういえば,日本語に翻訳された歌詞をフランス・ギャルが面白そうに歌ってみせている場面がYoutubeで公開されています.
全然意味がわかんなかったんだろうなー