インターネットで公開されている帯化タンポポに関して調査を継続.
ほとんどは単に目撃した,とか,土壌汚染だタイヘンだ,という内容のものだったが,しばらくして帯化タンポポの科学的研究をしている研究室のサイトがヒット.
ここを読むと,気になる一文が.
研究の結果,帯化タンポポは遺伝しないことがわかりました。(2004)
以上は6月13日の日誌でも述べた内容.
遺伝しないとなるとDNA分析化学からアプローチしようという計画は中止になる.
気になるので,この研究室を主宰されている浅野紘臣先生に問い合わせてみることにした.問い合わせた内容は,具体的にどのような研究を行って「遺伝しない」と結論づけられたのか,ということ.
たとえば,
- 帯化したものも,そうでないものも,DNA上に違いがなかった
とか
- 帯化したものから得た種を何代か植えついで行っても帯化しなかった
とか.
夕方になって丁寧なお返事をいただいた.
ここには,
- 帯化した個体の根を切断し,切断根から発生した個体からは,帯化した個体を見ることができなかった
と記されており,この研究を紹介するページのURLも併記されていた.
ここをみると,我が家で植木鉢に植え替えたタンポポは,来年も双頭になるという保証があるわけではなさそうだ(双頭が帯化の一形態ならば).
丁寧なご対応に感謝します.
というところまでわかったが,双頭現象が何なのかがまだ不明.
ゆっくりと研究を続けることにしよう.